2024年2月12日(月)放送の、「帰れマンデー見っけ隊!!3時間スペシャル」。
今回の、バス旅企画『サンド憧れ!とんねるず石橋貴明が初参戦!杉谷拳士&錦鯉・長谷川と神秘の開運スポット目指して“伊豆・修善寺”の地で爆笑バス旅!』では、伊豆の開運スポットがバス旅のゴールとなっていました!
なんとも、「目玉岬」という奇妙なキャッチフレーズがつけられた場所「大瀬(おせ)崎」が旅のゴールで、また、伊豆の七不思議と言われる大瀬岬の神池やパワースポットとされる御神木が紹介されていましたので、まとめてみました!
●伊豆の七不思議
●大瀬(おせ)崎の神池 (伊豆の七不思議のひとつ)
●大瀬崎にある大瀬神社の御神木
伊豆の七不思議とは
大瀬崎について紹介する前に、大瀬崎「神池」もそのひとつである伊豆の七不思議を紹介します。
伊豆の七不思議とは、伊豆地方に伝わる七つの不思議な伝承や場所のことです。
2.修善寺「独鈷の湯」
3.河津「酒精進・鳥精進」
4.堂ヶ島「ゆるぎ橋」
5.函南「こだま石」
6.石廊崎「千石船帆柱」
7.南伊豆「手石の阿弥陀三尊」
の7つがあります。
簡単に、それぞれの不思議な伝承や場所を紹介していきます。
大瀬崎「神池」
「神池」
海に突き出た半島の中心に、周りを海に囲まれながら淡水を維持する神池が存在します。
環境保持を重点とし、詳しい調査は行われておらず、淡水の理由は明かされていない摩訶不思議な池で、伊豆の七不思議のひとつとなっています。
修善寺「独鈷の湯」
河原にある小屋が「独鈷の湯」
独鈷(とっこ)の湯は、修善寺温泉の発祥の温泉です。
今からおよそ1200年前、弘法大師がこの地に訪れた際に独鈷(とっこ)という仏具で岩を砕いて温泉が湧き出たのが、独鈷(とっこ)の湯の始まりとされています。
その際に、弘法大師は、お父さんが病を患ったある親子に出会ったそうで、弘法大師はその息子にむかって、「父上殿にこの湯を浴びさせなさい」と、そのお父さんを独鈷の湯に浸からせたそうです。
すると、病がみるみるうちに治ったという、不思議な現象が起きたと言い伝えられていて、伊豆の七不思議になっています。
河津「酒精進・鳥精進」
河津地方には、こんな言い伝えがあるそうです。
ある神様が酒によって道端で居眠りしていると、そのそばで火が出て、瞬く間に火に囲まれてしまいました。
そんな時、鳥が何羽も飛んできて、川から水を運び火を消してくれたそうです。
この言い伝えに由来して、河津ではその災難があったとされる12月18日から12月23日の間は、
●鶏肉を食べない
●卵を食べない
●お酒を飲まない
という「酒精進・鳥精進(さけしょうじん・とりしょうじん)」が守られており、これを破ると火の災いに遭うと信じられているそうです。
鳥が水を運んで命が助かったなんて、これもまた不思議な言い伝えですね。
堂ヶ島「ゆるぎ橋」
「ゆるぎ橋」とゆるぎ橋についての石碑
堂ヶ島の村には、海賊の一団がいて、村人が都に治めるお宝を奪う乱暴をしていたそうです。
ある日も、大物を奪った海賊は薬師堂の前の橋を渡ろうとしたところ、地震のように橋が揺れ、渡ることができず、仕舞にはその海賊の頭首は、薬師如来に摘まみあげられ、こっぴどく説教をあおったという伝承があるそうです。
この橋はゆるぎ橋と呼ばれ、ゆるぎ橋を心が乱れた者が渡ろうとすると、橋が揺れて渡ることが出来ないという不思議な伝承が生まれ、伊豆の七不思議のひとつとなっています。
函南「こだま石」
「こだま石」
函南地方に伝わる「こだま石」とは、こんな言い伝えがあるそうです。
母を病気で亡くした息子が、母とよく腰かけて語らっていた大岩に、母の名を呼びかけると、こだまするように、母の声が聞こえてくるという言い伝えがあります。
その大岩とされる岩は今でも残っており、この伝承から「こだま石」と呼ばれています。
「こだま石」は、現在もなお残っており、思う人の魂が眠っているかもしれませんね。
こちらもまた、伊豆の七不思議のうちのひとつです。
石廊崎「千石船帆柱」
石廊崎「岩室神社」
石廊崎(いろうざき)の海抜30メートル以上の断崖絶壁にある石室神社は、社殿が「千石船の帆柱」を枕木にして建てられており、これにまつわる不思議な伝説が江戸時代からあるそうです。
昔、江戸にむかって産物を運んでいた千石船が石廊崎の沖で嵐に遭遇しました。
その石廊崎にあった権現に船の大黒柱ともいえる帆柱を奉納すると誓ったところ、無事に江戸に到着することができました。
その復路、帆柱を権現に奉納すると約束したことをすっかり忘れていると、石廊崎の沖で船が進まなくなり、天気が急変して大嵐となりました。
往路に約束したことを思い出した船主が千石船の帆柱を斧で切り倒すと、帆柱はひとりでに波に乗って、社殿あたりまで、断崖絶壁を登って行きました。
同時に大嵐も鎮まり、船は無事に復路を進むことができたといいます。
その帆柱は、今もなお石室神社の社殿の枕木として残っています。
約束を果たさないと災難が訪れることを示唆する言い伝えですね。
これも伊豆の七不思議のひとつです。
南伊豆「手石の阿弥陀三尊」
南伊豆地方には、こんな言い伝えがあります。
子が病に陥った漁師が、泣く泣く悲しんでいる日々。
ある晩、夢に観音様が現れ、「洞窟の海底にある鮑を取って食べさせよ」とお告げを受け、すぐさま漁師は洞窟にむかいました。
洞窟に到着するやいなや、神々しく仏様が現れ、鮑を賜りました。
そして、その鮑を食べさせた子の病は、みるみるうちに治っていったという不思議な出来事があったそうです。
この話も伝承として受け継がれ、伊豆の七不思議のひとつとなっています。
伊豆の七不思議まとめ
7つ紹介しましたが、まとめるとこんな感じですね・・・
大瀬崎「神池」
●悪行をきっかけとした良い教え
河津「酒精進・鳥精進」・堂ヶ島「ゆるぎ橋」・石廊崎「千石船帆柱」
●病について説かれた良い教え
修善寺「独鈷の湯」・函南「こだま石」・南伊豆「手石の阿弥陀三尊」
伝承については、悪行をきっかけとしたものもありますが、結果的には人々に良い行いをするようにと説かれた言い伝えでしたね。
こんな七不思議が伊豆地方に語りつがれているなんて知らなかったです。
面白いですね。
海に四方を囲まれた「大瀬崎の神池」
2024年2月12日(月)放送の、「帰れマンデー見っけ隊!!3時間スペシャル」のバスサンドの旅では、上記で紹介した伊豆七不思議のひとつ、大瀬崎「神池」を訪れていました。
確かに衛星写真を見ると池の部分が黒目の目玉みたいな不思議な地形をしていますね。
大瀬崎「神池」
大瀬(おせ)崎のこの不思議な半島一帯は、大瀬神社となっており、半島の入口には大瀬神社の鳥居があります。
鳥居をくぐると空気がかわる、そんな場所です。
大瀬神社は、海の守護神でもある「引手力命ひきてちからのみこと」を祀る神社で、海の安全と豊漁を願い、赤いのぼり旗を奉納するという、珍しい風習もあります。
そんな、大瀬神社の中にある、「神池」には3万魚の淡水魚(鯉など)が生息するとされ、周囲を海に囲まれているにも関わらず、淡水を維持し続けている不思議な池です。
下から湧いてる?のかどうか気になりますが、神聖な地かつ環境保持を重点とし、詳しい調査は行われておらず淡水の理由は明かされていないそうです。
パワーがたまってそう✨
大瀬岬のネジネジ!?御神木
バスサンドの旅でもう一か所訪れていたのが、同じ大瀬岬の御神木です。
ネジネジ御神木と言われる、1本だけ違う雰囲気が漂う、エネルギーを感じる木があるそうです!
この御神木は、ビャクシンという種の木で、樹齢を重ねると皮が裂けてはがれて自然にねじれが生まれる木だそうです。
大瀬岬はビャクシンが多数自生しており、こんなに沢山自生しているのは珍しく、大瀬岬に自生する120本の木は国の天然記念物に指定されています。
そのなかでも推定樹齢1500年の、まるで何本もの木がねじれあってからみつくようにみえる巨大なビャクシンは大瀬神社の御神木とされ、偉大なるパワーを放っています。
大瀬神社「御神木」
肌身を寄せたら、大木が放つエネルギーを感じとることができそうです✨
まとめ
伊豆の七不思議はどれも摩訶不思議な伝承・場所でしたが、どれも今に伝わる意味がありましたね。
その土地に実際に行き、体感してみたいものです。
また、今回紹介した、大瀬崎はとても行って見たくなったパワースポットでしたね✨
神池と御神木には、自然の産物に刻まれたパワーが宿っていそうでしたね。
大瀬岬の先端には徒歩でしか行けないですが、いつか訪れたいです!
↓↓こちらの記事では、同じ自然のパワースポットを紹介しているので、あわせて見てもらえると嬉しいです!
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