埼玉県の川越にある仙波東照宮(喜多院のそば)の境内に、社務所一体型のカフェ☕が昨年末OPENしていました!
神社の厳かな雰囲気を味わいながら、オーナー厳選のコーヒーと川越の名産品を取り入れたメニューを味わうことができるお洒落なカフェです♡
仙波東照宮の、歴史・見どころ・ご利益・お守り・御朱印の情報⛩も、実際に訪れた体験からお伝えします!
徳川家康がご祭神の仙波東照宮は、「出世開運」「商売繁盛」のご利益があるパワースポット✨で、花手水などちょっとした粋な見どころもあったので、川越観光の参考にぜひ、ご覧ください!
仙波東照宮(喜多院)の境内に、社務所一体型のカフェがOPEN!
川越で、パワースポット巡りをしていたら、神社の中にとってもお洒落なカフェを見つけました!!
神社の中にカフェってなんか珍しくない!?
そうですよね!国指定重要文化財である仙波東照宮の境内にあって、社務所一体型のカフェなんですって。
実際にこちらのカフェでお茶してきたので、紹介させてください!
CAFE ANDON (2024年3月中旬に訪問)
川越市の喜多院のすぐそばにある仙波東照宮。
その境内に、2023年12月16日に社務所と一体になったカフェ「CAFE ANDON(カフェアンドン)」がオープンしていました!
「CAFE ANDON」という店名の由来としては、1つ目は「AND ON(恩)」、「恩とともに」という意味、2つ目は「行燈」の意味が込められているそうです。
お店のオーナーさんは、これまでたくさんの「恩」をここ川越で感じてきたのだそう。
その「恩」を、このお店を通じて返していきたい、という想いを込めたとのことです。
また、夕刻に仙波東照宮の境内を行燈のように照らすというこちらのカフェ。
日が落ちてからはちょっと薄暗い神社ですが、このお店が照らす明かりに引き寄せられるように人が集まり、繋がりが生まれるスポットになれれば、との願いが、2つ目の「行燈」という意味には、込められているそうです。
「CAFE ANDON」への道順(かわいらしい看板を目印に!)
●本川越駅方面から
本川越駅から北東方向に進み、埼玉県立川越総合高等学校の東側の道を、北上すると、仙波東照宮の看板がみえ、足元にかわいらしく「CAFE ANDON」の看板がありました!
仙波東照宮の門をくぐり、本殿への階段の手前、右手に「CAFE ANDON」がみえます!
●喜多院から
喜多院からも仙波東照宮へと繋がる道があり行くことができます。
喜多院の本殿の前の広場を南の方に進むと、池があります。
そこに、仙波東照宮➡という看板がある(上記ストリートビューですと、黒い車の前方に看板が写っています)ので、その方向に進めば、左手に「CAFE ANDON」が見えてきます!
お店の前には、こんな看板と、花手水も飾られていて、とてもかわいらしい雰囲気でした。
お店のロゴは、鳥居と日の丸をモチーフにしているのでしょうか?
シンプルなんですが、現代風で、しかもちゃんと神社を連想させるお洒落なロゴで、素敵だなと感じました。
あと、みなさん花手水って見たことありますか?
今はだいぶ復活しましたが、2020年以降、神社の手水舎ってどこも封鎖されていましたよね。。。
それで使えなくなった手水舎を、なんとか有効活用できないかと、川越地域では、水がたまったまま使われていない手水に切り花を敷き詰めた花手水が広まりました。
今でも、花手水は川越の街を彩っており、この「CAFE ANDON」のお店の入口にも彩りをプラスしていました。
「CAFE ANDON」の雰囲気(内観や客層はどんな感じ?子ども連れでもOK?)
●内観の様子
席数はカウンター6席、テーブル14席、ソファ席2席、テラス席が3~4テーブルありました。
店内は木材がメインでデザインされており、“紀州・木の国”で栽培された紀州杉が使われているそうです。
全面ガラス張りの窓も解放感があり、外の神社の神聖な雰囲気を味わいながら、美味しいメニューを味わえるお店でした。
●訪れていたお客
私は、2024年3月中旬のとある平日の15時頃訪れたのですが、テーブル席には、10人ほどのおばあさま方の集まりと、別に2組ほどおり、テーブル席にも何人かおひとりさま客がいらっしゃって店内は賑やかでした。
カウンター席の方は、オーナーさんとおしゃべりしながらお茶をされていたので、常連さんもけっこういそうな雰囲気です。
●子供向けではない!?
賑やかではあったものの、その日のお客は40代~70代と年齢層は高めであったことから落ち着いた賑わいという感じで、ちびっこがわちゃわちゃできる雰囲気ではなかったです。
店内はそれほど広くはなくてベビーカーが入るスペースはなく、メニューもキッズメニューはなかったため、子供向けのカフェではないかなと、子持ちの私はちょっと思いました。
でも、テラス席であればOKですかね!
テラス席なら、ベビーカーとともに座れますから、ちょっとママ友同士でコーヒーを飲んだりできそうですね!
「CAFE ANDON」のメニュー(ホットサンドとケーキがおすすめ!)
※メニューは訪問時のものです。随時変更する可能性もありますので、ご参考としてご覧ください。
「CAFE ANDON」では、ランチでは、ホットサンドを、ティータイムではケーキがいただけます。
特に、ケーキは、いずれも季節の川越特産のものを使用していて、どれもおいしそうでとっても迷いました(笑)
3種類のケーキうち、友人と一緒に2種類のケーキを注文しました。
●苺とあんこの抹茶ショートケーキ
こちらは、川越市@farmさんの農場の苺と河越(川越)抹茶を使用したケーキです。
いちごの甘酸っぱさと抹茶のほろ苦さ、そしてあんこの幸せな甘さが、口の中でマッチし、とっても美味しい和のケーキでした!
●無花果とプルーンのキャロットケーキ
こちらは、川越市小野農園さんの人参を使用したケーキです。
スポンジに人参が練りこまれていたのだと思いますが、強い人参感はなく、全体的にシナモンの香りが漂う、大人の味のケーキで、これまた、とても美味しかったです!
そのほか、今回は頂かなかったスイートポテトのチーズケーキも、川越市小野農園さんのサツマイモが使用されており、本当にどれも、川越の味を楽しめるケーキでした!
ホットサンドも、また、ランチに訪れていただいてみたいです。
●コーヒーも絶品!
「CAFE ANDON」のマスターは、コーヒーの専門店、「COFFEE POST」(HPはこちら□)を営んできたそうで、そのコーヒーの味も絶品でした!
ミルクや砂糖は入れずに、コーヒー本来の香りをまず味わってみてください!
また、コーヒーソーサーには、「CAFE ANDON」のマークが掘られていました。
まさかこんなところに!なんてお客のわくわく感を倍増させるサービス!ですよね。
(一緒に行った友人が気づいてくれました。友人ナイス!)
「CAFE ANDON」の基本情報
この投稿をInstagramで見る
詳しいメニューや営業時間は、こちらのInstagramのページよりご確認ください。
これから桜の時期になりますが、その時期には夜桜営業も予定されているようなので、ぜひ、チェックしてみてください!
仙波東照宮の歴史
「CAFE ANDON」を訪れた際は、忘れてはいけない!パワースポット仙波東照宮にもお参りしていってくださいね⛩
仙波東照宮は、徳川家康が奉られている、国指定重要文化財です。
あの徳川家康公が!!めちゃめちゃすごいところじゃん!
そうなんです。ここ川越も、徳川家康のゆかりの地であったんです!
江戸時代初期の1616年、駿府城で徳川家康は亡くなりました。
徳川家康というと、今は日光東照宮に眠っていますよね。
でも、一旦は駿府城の近くの久能山東照宮に葬られたようです。
一周忌を経てその翌年の1617年、日光に改葬するのですが、4日間ほど、その道中にあたるここ川越の喜多院にて、徳川家康公の遺骸を留めていたそうです。
その際は、天海僧正というお坊さんが導師となり、大法要を執り行いました。
そのことから喜多院の境内に東照宮が建てられ、1633年には大層な社殿が造設されました。
ところが1638年のの川越大火により焼失したため、徳川家光公の命により当時の川越藩主、堀田正盛が直ちに再建に着手しました。
そして、1640年に建てられたものが現在も残っている社殿です。
それから、およそ350年。
徳川家康の魂がここ仙波東照宮にて川越の地をお守りし続けてくれているんですね。
仙波東照宮は「日本三大東照宮」のひとつと言われている
上記で挙げた、日光東照宮と久能山東照宮は、東照宮として有名ですが、その2つと肩を並べて仙波東照宮は「日本三大東照宮」のひとつとして言われています。
(ただし、諸説あり。ほかにも日本三大東照宮と名乗っている東照宮は数多くあるそうです…)
そもそも、東照宮とは?
徳川家康を祭神とする神社が東照宮と言われています。
全国に700社ほどが建立されています。
そんなにも、徳川家康にゆかりのある神社があるのか(驚
全てが徳川家康に直接ゆかりがある東照宮ではありませんが、徳川政権下で、幕府への忠誠を示すために、各地の大名はこぞって自分の藩に東照大権現(東照宮)を勧請したようです。
そのため、全国各地に東照宮が今も残っています。
「あんたがたどこさ」の発祥の地とも言われている
また、仙波東照宮は童謡の「あんたがたどこさ」の発祥地と言われています。
あんたがたどこさ
ひごさ
ひごどこさ
くまもとさ
くまもとどこさ
せんばさ
せんばやまには
たぬきがおってさ
それをりょうしが
てっぽうでうってさ
にてさ やいてさ
くってさ
それをこのはで
ちょっとかぶせ
これ、子供のころ聞いたことあるよ。
でも、肥後とか熊本とか出てくるから九州の唄かと思っていました。
明治時代、戊辰戦争の時に川越城の近くの「仙波山」に来ていた兵士に、地元の子供たちがどこからきたのか尋ね、熊本藩出身の兵士が答える会話が歌詞になっているそうです。
「あんたがたどこさ」という唄は、熊本が発祥との説もあります。
でも、熊本には「船場(せんば)」という地名はありますが、せんば山という場所はないようです。
関東でもせんば山とよばれる山があるのは、ここ川越の仙波だけなので、この仙波東照宮が発祥の地と言われている訳です。
【兵士】熊本のせんばからきたよ
【子供】こっちのせんば山にはたぬきがいてね・・・
と、会話している唄ととらえて辻褄は合いますね!
なるほどです!
この唄を聞くと、小学生くらいの頃に、「あんたがたどこさ~」と歌いながら、毬(ボール)つきをしたのを思い出しますね!
仙波東照宮の見どころ
さすが、国指定重要文化財です。
それほど大きな本殿ではありませんが、高貴な赤色の本殿はとても重厚感のある出で立ちです。
本殿に掘られた彫刻は日光東照宮に掘られているものと同じで、入口や本殿の賽銭箱には、徳川家康の三つ葉葵の家紋が記されています。
そのなかでも、私が訪れた際に一番気に入ったのは、手水です!
お参り前に手を清めるところでしょ。何か特別だったの?
見てください!
「CAFE ANDON」にもありましたが、とってもきれいな花手水がありました!
春めいてきた3月中旬であったため、菜の花で彩られていました。
水は出ておらず、手を清めることはできませんでしたが、素敵な花手水でお参りの前に心を清めることができました。
そして、この花手水、とても遊び心がありまして、上記の写真で見えますかね。
水の神様、龍神様のまわりに、まっくろくろすけが2匹いたんですよ。
なんてかわいらしい(笑)
この花手水、ちょうどこの時期に、川越で花手水のスタンプラリー(詳しくはこちら□)が開催されていたので、それに合わせてかも(常設ではないかも)しれませんが、また違う時期に訪れれば、その時期のお花で彩られているかもしれません。
仙波東照宮のご利益
で、ここ、どんなパワースポットなの!?
ご利益ご説明します!
前述のとおり、仙波東照宮の御祭神は徳川家康です。
それに倣って、ご利益は「出世開運」「商売繁盛」と言われています。
徳川家康のように天下をとりたい!とまでは大袈裟ですが(笑)、仕事や商いで成功したいという人が訪れると、良いパワーが得られるかもしれませんね。
仙波東照宮のお守り
こちら、お正月の時の写真ですが、建物右側が仙波東照宮の社務所で、建物左側が「CAFE ANDON」です。
お正月には、この社務所でお守りなどが拝受できたのですが、3月中旬の平日に訪れた際には、こちらの社務所は閉まっており、お守りを拝受することはできませんでした。
確認できてはいないのですが、喜多院の方に行けば、授与所があって仙波東照宮のお守りも拝受することができるかもしれません。
仙波東照宮の御朱印
仙波東照宮の本殿に、このような説明書きが置いてあり、記載のとおり、御朱印は「CAFE ANDON」で、書き置きのものを拝受することができました。
吉日と記載があり、拝受した日の日にちは残念ながら記載はありませんが、徳川家康を想像させる力強い文字の達筆な御朱印ですね!
まとめ
今回は、徳川家康がご祭神の仙波東照宮とその境内にある、社務所一体型の新しいカフェ「CAFE ANDON」をご紹介しました。
「出世開運」「商売繁盛」のご利益がある仙波東照宮にお参りの際は、ぜひ、お洒落な「CAFE ANDON」で一服してみてはいかがでしょうか。
また、こちらの記事では、同じ川越にある、「川越氷川神社」の最新おみくじについて紹介しているので、ぜひ、あわせてご覧になってください!
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